石浜
石浜は、市営汽船で一番はじめに到着する「桂島」の東側に広がる集落で、市営汽船では3番目(桂島の次の次)に到着する発着所です。
ワタリガニやシャコなどの刺し網漁を中心とした漁業が盛んに行われています。
また、塩竈築港や塩竈の発展に尽力した白石廣造邸跡や、浦戸諸島で一番標高の高い津森山など、見どころを回るハイキングコースも整備されています。
石浜の見どころ
津森山・雨降石
石浜集落の背後にある津森山は標高60.1mで浦戸諸島では一番の高さとなります。山頂まではハイキングコースがあり、ちょっとしたトレッキング感覚で散策を楽しむことができます。
山頂付近には笠の形状をした大石「雨降石」があります。相州雨降り山石尊権現を祀るとの伝承があり、天水が頼りであった島の農耕のための雨乞いを行う場であり、航海の日和見をしたところでもあります。
石浜神社
祭神は木ノ花咲耶売命(大山祗神の女)、花園法皇、聖徳太子の三柱で、山の神三社と呼ばれています。
この社は旧本石浜と呼ばれる場所の岬角上にあり、文安年中、中屋敷善三郎という人の祖先が氏神として祀ったのを、宝暦9年、中屋敷善三郎をはじめとする地区の人達が産土神として崇め、社殿を造営して祭祀されました。
石浜漁港
石浜神社を下ると石浜集落に入り、小さな漁港が見えてきます。
この石浜漁港は戊辰戦争の際、榎本武揚、土方歳三らの幕府艦隊が、函館五稜郭へ向かう途中に艦を休め兵を養った港でもあります。
話によると、当時使われていた陶器の砲弾がどこかの島民のお宅にあると言われています。
石浜漁港から対岸の野々島漁港には無料の渡し船があります。
白石廣造邸跡
石浜集落の南の端、津森山への登り口付近に公園のような場所があります。ここが白石廣造氏の邸宅の跡です。
白石氏は塩竈築港や塩竈の発展に力を尽くし、明治4年石浜に「白石廻漕店(白石商会)」を設立。北海道や三陸の各港との廻漕業を興したのをはじめ数々の事業に着手、さらに開成丸・権現丸・洪栄丸の三帆船を以って遠洋漁業(ラッコ・オットセイ猟)を興しました。
敷地内には母屋は残っていませんが、屋敷の礎石や石蔵、庭園の石燈篭が残っており当時の繁栄を偲ばせます。
石浜にまつわる昔話・文化財
石浜のことをもっと知りたい方は、下記ボタンより昔話や文化財の紹介を確認することができます。