浦戸諸島|宮城県塩竈市【公式】

「人が好き」「自然が好き」そんな人にぴったりな島

名前

鎌田 雄大 さん

年代

30代

家族構成

妻と猫

移住した年

2020年

移住前の居住地

多賀城市

移住前の仕事

水産関係

浦戸諸島に移住した”きっかけ”は?

ここに来るまでに、様々な経験を積みました。
楽天野球団の球場管理や魚市場、灯油配達や電気工事のお仕事など、仕事上で必要な資格を取りながら、沢山経験してきました。
定置網漁とマグロの箱詰め作業とタイヤ交換作業の3つの仕事を掛け持っていた時期もありましたよ!

実は、寒風沢島の漁師さんや船長さんたちとは、魚市場に勤務していた時からのご縁で、今でもお世話になっています。

その後、水産関係のイベントに参加し、漁師さんたちの後押しもあり、自分が生まれ育った塩竈市の地域おこし協力隊として、寒風沢島で活動することを決めました。

最初は単身赴任でしたが、今では奥さんも寒風沢島に来てくれて、広々とした一軒家に、保護猫1匹と家族3人で仲良く楽しく生活しています!

現在の仕事を教えてください。

現在は、漁師をしています。

2023年2月で地域おこし協力隊の任期が満了となるため、3月から独立します。まずは自分一人で、漁師としての経験を積んでいきたいと思っています。

ここでは、ヒラメやカレイ、ナマコや渡り蟹、タコなど色々なものが獲れます。春先には白魚漁も始まるので、忙しくも楽しく働いてます!

以前、みちのくプロレスの新崎人生さんがいらっしゃり、一緒にタコ漁をしたことをきっかけに、人生さんが営むたこ焼き屋「きいろいタコ」に寒風沢島で採れたタコを使ってもらったこともありました。

その他には、積極的に島の地域活動にも参加してます。
例えば、地震が来たら真っ先に防潮堤を閉めに行ったり、雪が降ったら船着場の雪かきをするなど、自分なりの役割や、「ここまでの作業は自分がやるぞ!」と自分なりに無理なく出来る範囲のルールを決めて、参加するようにしています。

浦戸諸島に移住して”良かった”と思うことはなんですか?

寒風沢島は自然豊かで住みやすい島ですね。
あとは、助け合いで成り立っているところも魅力の一つだと思います。近所に住む、身体が不自由なおばあちゃんを車に乗せる時の介助を手伝ったり、島民も高齢化が進んできているので、助け合って生活しています。

それに、私の場合、過去の経験から10以上の資格を持っているので、船舶免許はもちろんですが、フォークリフトで牡蠣殻など重いものを運ぶ時に必要なフォークリフト資格や、船の燃料を取り扱う時の危険物取扱者、作業小屋などの配電作業に必要な電気工事の資格など、漁師としてこの島に住み始めたことで、色々な場面で活かせていると思っています。
小さなコミュニティーの中での生活は、良くも悪くも色んなことがありますが、お互いに困っている時は協力し合いながら、生活していけたらと思っています。

他にも、この島にはまだまだ沢山の可能性があると思います!
幸いにも、これまでの経験で培った人脈も沢山あるので、新たなことにチャレンジしながら、「漁業×観光」、「農業×観光」など、可能性を広げていけたら、もっともっと島の魅力が出てくると思います。

移住を検討されている方へ

島民の助け合いで成り立っている小さな島ですが、自然豊かで住みやすいです。

どうしても狭いコミュニティーなので、先進的な考え方がベースにあると、もしかしたら最初はちょっと疲れちゃうかもしれませんが、行事やイベントなど参加できるものに参加しながら、島のおじいちゃん、おばあちゃんたちと顔を突き合わせていくうちに、段々と声を掛けられて、島内での生活に不安も無くなってくると思います。

人との結びつきが強い地域ならではの、助け合いの精神だったり、島民同士が寄り添ったり、地域性を理解しながら、少しずつ馴染んでもらえればと思います。

そして、僕たち先輩移住者たちと一緒に、浦戸諸島を盛り上げてもらえたら嬉しいです。